作文能力でAIに大敗を喫する

文章能力でChatGPTに負けました

 最近、文章能力でAIにボロ負けしたので、その体験を書こうと思います。ちなみに、私自身は単書含め、共著や商業誌への寄稿を多数しているので、作家の端くれといっても良いかなと思います。なので文章能力では、日本人の上位5%くらいには入るのではないかと勝手に思っています。ですが、もはやAIに完敗です。

 そもそものきっかけは、妻がPTAの宿題である「子どもがヨガを体験している動画を観た感想を200文字程度で書く」が、どうしてもできなくて、私に協力を求めたところからになります。

 私は軽い気持ちで「ChatGPTにお願いすれば良いじゃん」って言ったのですが、我ながら良い考えだなと思い、軽い気持ちで試してみたのです。

 あ、ちなみにこの話は完全にSF(すこしフシギ)という設定ですので、そのつもりで読んでください。

ChatGPTで感想文生成

 最初は、以下みたいな感じでChatGPTにお願いしてみました。

<とあるYouTube動画のURL> の動画をみた感想を200文字で教えてください

 回答は以下でした。

 「ははは、所詮はAI、大したことないな。仕方ない。自分で書いてやるか」と、とりあえず自分で書くことに。動画を飛ばし飛ばしみて、さらさらっと、以下みたいな感じで感想を書きました(一部、都合上実際の文章から改変しています)。

子どもがヨガを体験する動画を視聴させていただきました。私も、最近仕事でストレスを感じることが多いのですが、ヨガでストレスを解消するという発想はなかったのでとても興味深かったです。とても参考になりました。 子供の動きは、後半になるにつれて、だんだん動きが大きくなり可愛かったです。 この動画をみながら、私も身体を動かしてストレス解消をしてみたいと思います。貴重な情報をありがとうございました!

 「ふはは、我ながら完璧だな」と自画自賛していたのですが、ふと「ChatGPTに少し聞き方を変えたらどうなるんだろ?」と思い、以下のような文章で試してみました。

ヨガを子どもたちが体験する動画をみたと仮定して、感想を200文字で教えて下さい。

 これが運の尽きでした。回答は以下でした。

 ゆ…優秀!!!いや、ほんと優等生の回答じゃないですか。ヨガの健康への影響だったり、動画を通じた影響力への言及だったり。ばっちりです…

 妻からも「AIの文章には、からあげさんの文章より深みがあるね」と言われる始末。薄っぺらい文章しか書けない自分…

 最終的に、私とAIの文章を参考に妻が書いた文章が以下になります。

 ほぼAIの文章が採用されとる!!

Bing AIチャットの回答

 参考までに、BingのAIチャットに同じ質問をしたときの回答です。

 動画のアドレスに対しては、完全にデタラメな回答です。

 聞き方を変えた質問に対しては、ChatGPTと同様に優等生な回答です。

 個人的には、ChatGPTの文章の方が好みですが、200文字ぴったりに収めてくるところは、プロ意識を感じますね。

まとめ

 文章生成でAIに敗北感を感じたという記事でした(繰り返しになりますが、設定はフィクションということでお願いします)。文章に関しては、まだまだ負けないかなと思っていましたが、思っていたよりあっさり敗北した感がありますね。

 依頼されて書くような、特に自分が得意でもないジャンルの文章は、もうAIで良いような気がしますね。読書感想文の宿題とか、AIに第一稿を書いてもらうのが当たり前になりそうですね。大抵の人にとって、書き出しが一番むずかしいと思うので。

 あと、結構いい加減なことを書いたりするのでそこは注意ですね。今回も、動画の内容と感想が矛盾していないか、かけ離れていないかという一番面倒な作業を人間がやることになりました。一番めんどうかつ、つまらない作業を人間がやらないといけないというのも、皮肉な話ですね。

 そして、今後はより一層AIには書けない文章、自分ならではの文章を書くことが大切だなと思います。この文章も、まだ当分はAIには書けない…かなと思っています。

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