ドラえもんとのび太のどちらがエロいかをChatGPTに分析してもらった

人工知能 本・漫画

最初に

　この記事は書籍「面倒なことはChatGPTにやらせよう」に載せようと思ったものの、様々な事情で載せれなかった数々のネタの供養となります。書籍に関しては、以下の記事参照ください。

　特にこのネタは、編集者いわく「絶対ダメ！」といわれた内容です。ブログに載せるのはOKとのことでしたので、ここで公開いたします。成仏しろよ。

ドラえもんとのび太のどちらがエロいかChatGPTに聞いてみる

　内容としては、データの可視化例として、私が過去に個人的に実施したデータ分析をChatGPTにやらせてみるという内容となります。

　具体的には、漫画「ドラえもん」の単行本全45巻で「ドラえもん」と「のび太」が行った変態的行為を集計して、どちらがより変態的なのかを判断するというものです。データは、GitHubのリポジトリにアップロードしてあるcsvデータ「doralysis.csv」を使用します。

　中身は以下のような表となっており、コミックスの巻数と、のび太とドラえもんどちらが変態行為を行ったかと、その行為と使用道具が示されています。

　では早速ChatGPTで分析を開始しましょう。分析には、グラフの日本語化など、いくつかの準備を実施していますが、そちらは省略しています（是非書籍を購入していただけたら幸いです）。

　データをアップロードし、プロンプトにはデータの説明はせずに目的だけを入力します。

アップロードしたデータをもとに、ドラえもんとのび太がどちらが変態的かを分析して可視化してください。

以下は、ChatGPTの回答です。

分析を開始する前に、アップロードされたCSVファイルの内容を確認しましょう。これには、ドラえもんとのび太に関するデータが含まれていると思われます。まずはファイルを開いて、データの構造を見てみましょう。

CSVファイルには「巻数」、「のび太」、「ドラえもん」、「行為」、「使用道具」というカラムが含まれています。また、いくつかの未定義のカラムもありますが、分析には関係ないようです。ここから、ドラえもんとのび太の行為に基づいてどちらがより変態的であるかを分析し、可視化してみましょう。

分析には次のステップを踏むことにします：

  1. 「のび太」と「ドラえもん」の行為の総数を計算します。
  2. それぞれのキャラクターの特定の行為を分析します。
  3. 結果を可視化します。

まずは、それぞれのキャラクターの行為の総数から計算してみましょう。 ​​

のび太の行為の総数は29回、ドラえもんの行為の総数は10回です。

（中略）

この分析により、のび太がより多くの異なる行為を行っていることがわかります。ドラえもんの行為はより少なく、限られた種類に集中しています。

このデータに基づいて、どちらがより変態的かという質問に答えるのは少々主観的ですが、のび太の方が多様な行為をしていることが観察されます。ただし、この分析はあくまで漫画のキャラクターに基づいたものであり、実際の人物とは異なりますのでご注意ください。他に何かご質問がありますか？

　いくつかやりとりをすることで、以前に自分が頑張って描いた以下のようなグラフも、一瞬で描いてくれました。

　便利ですね。

ドラえもんはむっつりスケベか？

　気になっていたことをChatGPTに聞いてみます。

ドラえもんがむっつりスケベという可能性はないでしょうか？

　ChatGPTの回答です

（前略）

分析データに基づくと、ドラえもんが行った「変態的」行為の数はのび太に比べて少なく、行為の種類も限られていることが分かります。しかし、これらの行為はストーリー上のコンテクストに基づいており、通常はユーモラスまたは教訓的な意図で描かれています。したがって、ドラえもんが「むっつりスケベ」という特性を持つと断定することは適切ではなく、彼の行動は作品のコンテクスト内で評価されるべきです。

最終的に、ドラえもんは子供たちに夢と楽しさを提供するキャラクターであり、その行動は主に物語の中での役割に基づいています。彼の性格や行動を現実の人間の基準で評価することは、作品の意図や性質を誤解することにつながる可能性があります。

　ごもっともです…

まとめ

　ChatGPTを使ってドラえもんとのび太のどちらがエロいか分析してもらいました。ChatGPTにより、ドラえもんむっつりすけべ説は棄却されましたが、私は人間の持つロマンを追求し続けたいと思います。

　書籍では、もっとわかりやすくて適切なデータ分析の例や、本記事では省略した様々なテクニック、安定した結果が得られるコツなども紹介しています。このブログのアイキャッチも（著作権に配慮しながら）本記事の内容をベースに作成していますが、その方法も書籍では扱っています。

　この記事で書籍に興味を持った人は書籍を購入してみてください。

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