大長編ドラえもんの要素をデータ分析してみた

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大長編ドラえもん全巻買ったので要素を分析してみました。

 大長編ドラえもんを全巻まとめ買いしました。詳細は以下記事参照ください。

 上記記事では、ストーリーの作り方に関して着目しています。この記事では、データ分析的視点で、大長編ドラえもんの要素を分析してみたいと思います。

大長編ドラえもん分析結果

 要素を分析して、Googleスプレッドシートにまとめてみました。結果は以下です。

 見方としては、ストーリーの要素(恐竜・ロボット・異世界等)と、そのストーリーで誰が活躍したかなどを5段階評価でまとめています。ちなみに5段階評価は完全に主観です。なので客観的分析ではなく、ほとんど私のための分析です。

 個人的に面白いなと思った点をまとめてみます。

しずかちゃんが結構活躍している

 ドラえもんやのび太は、もちろんコンスタントに活躍しているのですが、次に活躍しているのが、(私の主観では)実はしずかちゃんでした。

 たしかに、大魔境での「先取り約束機」、鉄人兵団での「タイムマシン」、海底鬼岩城での「バギーちゃん」調教など、ドラえもんのひみつ道具フル能力でも敵わない、初期の強敵相手に対しての活躍が凄いです。

舞台は異世界・タイムマシン・宇宙・動物関連が多い

 異世界はちょっと分け方雑ですが、タイムマシンや宇宙関連がやはり多いですね。あと意外に多いのが動物関連です。アニマル惑星(プラネット)、翼の勇者たち、ワンニャン時空伝となかなか名作揃いですね。

 印象強い恐竜は、実はそれほど多くないですね。あと、ロボット関係だと大体ロボットと戦いがちですね。鉄人兵団、ブリキの迷宮(ラビリンス)、ロボット王国(キングダム)。ドラえもんもロボットなのに(笑)

後半作品でドラえもん封印されがち

 初期は、ドラえもんを超える強大な敵(ポセイドン、ギガゾンビ、鉄人兵団等)が現れることが多かったのですが、さすがにインフレ気味を感じたのか、後半の作品になるほど、ドラえもんのひみつ道具やドラえもん自身が封印されるケースが増えています。

 これは体感と合っていますね。

強大なライバルキャラ・魅力的なゲストキャラがいる

 必ずといっていいほどいるのが、物語の主要なゲストキャラとライバルキャラですね。強大な敵キャラがいる作品はやはり名作ぞろいだと思います。宇宙開拓史の「ギラーミン」、宇宙小戦争の「ドラコルル」、鉄人兵団、日本誕生の「ギガゾンビ」。対になるようなゲストキャラもいる場合が多いですね。

 ペット的なキャラは、オマケ的な要素が強い場合が多い(いない作品も多い)ですが、「ピー助」と「バギーちゃん」は準主役といって良いかもしれませんね。

できすぎとドラミちゃんの活躍

 できすぎの活躍は大魔境での「ヘビースモーカーズフォレスト」一択でしょう(個人の感想です)。創世日記はノーカウントです。ドラミちゃんは、原作の大長編に登場するのは「魔界大冒険」だけみたいです。公式でも書かれていました

 2人とも優秀すぎて出てくるとすぐ問題を解決してしまうので、大長編には使いづらいのでしょうね(笑)

映画版ドラえもんに関して

 映画版も同様に分析してみたいところですが、さすがにチェックするのが大変なので未実施です。誰か分析してくれると嬉しいですね。

 特に、大長編だと1回しかなかったドッペルゲンガー設定が、映画だと多用されている印象です。のび太は、奇跡の島でも(ちょっと微妙ですが)そっくりさんに会います。そして、しずかちゃんは人魚大海戦ではソフィア姫と、宝島ではセーラ、小宇宙戦争では、パピのお姉さんに似ているという設定あり、ドッペルゲンガー無双と化しています。

 ちょっと使いすぎな気がしますが、それだけストーリー展開に便利な設定ということなんでしょうね。

まとめ

 大長編ドラえもんの要素を分析してみました。私の主観的な点数付けとはいえ、こうしてデータとして分析してみると色々自分なりの発見がありますね。

 自分の身近な好きなもの、気になっているものを、自分なりにデータ分析してみるのオススメです。やってみると結構楽しいですし、新たな発見があるかもしれません。

 ちなみに、私が今回のデータ分析による一番の発見は、買いそびれていた大長編漫画があったことです(笑)

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