松尾研 LLM コミュニティ「Beginning LLM Level 1」で登壇しました
松尾研究室のLLMコミュニティでお話しました。
実は(?)私の所属は松尾研なのですが、今回は一人のAIを学ぶ人(個人)として発表しました。なのでビジネス的な話はなくて、AIの学び方やLLMの使い方の実践を中心の話をしました。
セミナーとワークショップの2本立てで、みっちり1時間。Connpassの参加者登録数は、なんとランキング1位で1500人超え(最終的には1800人超え)ということでひさしぶりに震えました。
これだけの人数だと、とりあえず登録した人もいそうだから半分もこないかな?と思っていたのですが、開始同時にみたことない勢いで参加人数が増えて、おおよそ1000人近くの方には参加いただけたようです。ほんとうにありがとうございました。
資料などは SlackのLLMコミュニティで共有しています。どなたでも入れますので、Connpassページのリンクから参加いただけましたらと思います。
動画のアーカイブもYouTubeで公開される予定ですので、そちらもお待ちいただけましたら(そのうちリンク貼ります)。
動画アーカイブ、公開されました。
スライドは以下です。
なおハッシュタグは「#松尾研_LLM」です。以下のイラストがとっても素敵でした。
本日のメモ#松尾研LLMコミュニティ#松尾研 #BeginningLLM@karaage0703 pic.twitter.com/p4iRA7maA4
— YOKO(ひろむママ) (@i57WmpPHbRytBnM) 2024年4月30日
「焼きちゃんぽん」で学ぶプロンプトエンジニアリング
せっかくなので、ワークショップで実践した、焼きちゃんぽんで学ぶプロンプトエンジニアリングのエピソードについて少し紹介したいと思います。
焼ちゃんぽんの作り方で失敗しました
焼ちゃんぽんの作り方をもとに、プロンプトエンジニアリングの重要性に気づいたのでシェアします。
何の変哲もない焼きちゃんぽんです。
問題はこの作り方です。
1人前だと水500mlなのですが、2人前のときに問題になったのは、以下の表現です。
2人前以上を一緒に作る場合、1人前あたり100cc水を減らして下さい。
我が家では、緊急家族会議がしめやかに執り行われました。
「1人前だと500mlなので、2人前だと追加の500mlから100ml(100cc)を減らすべきではないか?(900ml)」
という派閥(私)と
「単純に、2人前なので2x100mlの200mlを減らすべき。800mlではないか?」
という派閥(妻)の真っ二つに割れました。
我が家は亭主関白なので、900mlで作ることになりました。
その結果が…これだ!
シャビシャビ!どうみても水が多過ぎです。本当にありがとうございました。関白失脚です。
プロンプトエンジニアリングが重要
これの体験をもとに、例えば4人前の焼きちゃんぽんを作るとなるとどうなるか?といった質問を題材に、プロンプトのFew-shot LearningやCoT(Chain of Thought)の重要性、そもそもこの説明の指示(プロンプト)が悪いのではないか?ということを、具体例と合わせて説明をしました。詳しい内容に関しては資料やアーカイブを見ていただけましたら幸いです。
プロンプトエンジニアリングについて、詳しくしりたい方は以下記事を参照いただけましたら幸いです。
ちなみに、後日、ちゃんと製造元にも確認しましたが、2人前だと800mlが正解(妻が正しかった)とのことです。
まとめ
松尾研究室のLLMコミュニティで登壇しました。ひさびさの大型イベントでの登壇でしびれましたが、なんとか無事に終えられて良かったです。
というわけで、松尾研のLLMコミュニティ、そして私の書籍(宣伝)も、是非よろしくお願いいたします。
感想記事
コメントなどを書いてくださった人のブログ記事です。
からあげさんってすごいなあポエム(松尾研LLMコミュニティ初心者セミナー)
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変更履歴
- 2024/06/01 スライドリンク追記
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