4歳の娘から自分が作ったオリジナルキャラクターを立体化して欲しいとお願いされたら
最近、4歳になった娘がお絵描きや工作などの創造的な遊びにハマっています。
といってもなかなか一人では絵が描けないので、私と一緒に描くような感じです。以下のキャラクターは、私が猫の輪郭と一部、それ以外を娘が描いた「ねこたろう」です。
ねこたろう
なかなか良いキャラができたと満足してたら、なんと娘からとんでもないお願いが
「ねこたろうを立体化して!」
「り、立体化…!?」
どこでそんな言葉を覚えたのでしょう…多分マクドルドのプリキュアの立体化する塗り絵のせいです。
娘のキラキラした期待の目、これは父親として応えるしかありません。
3Dプリンタで自作のキャラクターを立体化する手順
こんなこともあろうかと、3Dプリンタを買っておいたので準備は万端です。
大きい流れは以下の3ステップです。
- オリジナルキャラのスキャン
- 3Dデータの作成
- 3Dプリント
順に実施していきます。
オリジナルキャラのスキャン
まずは紙データのスキャンです。スキャナがあれば、一番良いかと思います。なければカメラで撮影しましょう。
撮影の様子
私は、たまたまブツ撮り環境揃えていたので大げさな感じになっています。実際は、この後の3Dデータ作成の参考になる下書きの位置付けなので、スマホとかで普通に撮影するくらいでも全然問題ありません。
3Dデータの作成
参考にしたのはデイリーポータルZ ライター 石川さん(id:slideglide)の以下記事です。このキャラクターのフィギュア化は、以前に読んでずっとやりたいと思っていたやつでした。
他、以前チョコレートの型を作ったときの経験をかなり生かしました(詳細は以下記事参照下さい)。
チョコレート自体は大失敗でしたが、経験がこんなところに生きてくるのですね!
CADソフト(Fusion 360)に「ねこたろう」を下絵としてインポートします。
CADソフトの使い方やセットアップ方法に関しては、以下記事参照下さい。
あとは、下絵をなぞっていきます。
押し出して立体化します。
娘からは「立てるようにしてほしい」という無茶なリクエストがあったので、とりあえず足は厚みを出していくことにしました。
3Dプリント
データができたので、続いてプリントしていきます。
3Dプリンタのソフト(UP Studio)に読み込みます。
サイズを調整してプリントします。小さめのサイズにしたのでプリント時間は大体1時間くらいでした。
プリント完了
サポート材を剥がしたら完成です。
立体ねこたろう爆誕
立体化した自作キャラクターを娘にプレゼント
早速、立体化した「立体ねこたろう」を娘にプレゼントしてみました
喜ぶ娘
ちゃんと立ちます
立体化したキャラクターに大喜びの娘でした。
「どうやって作ったの!?」
と興味津々のようだったので、今度は絵だけでなくて、3Dデータを作るところや3Dプリントするところも一緒にやってみようかなと思います。
まとめ
子供の自作キャラクターを3Dプリンタを使って立体化してみました。とりあえず何かを立体化してみるというのは、3Dプリンタの手軽な活用法としてよかなと感じました。最初の練習の題材にもピッタリですね。
次は、モーターやマイコン使って、乗り物とかロボットにもチャレンジしてみたいですね。ねこたろうの3Dデータは、オープンデータとしてGitHubにアップしておきますので、使いたい方はご自由に使用下さい(笑)
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