MIDIコントローラー「X-TOUCH MINI」を買ったのでRAW現像したりロボット制御したり

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MIDIコントローラ買いました

 ベリンガーUSB-MIDIコントローラー「X-TOUCH MINI」を購入しました。

 船田巧さんの下記ツイートをみて、衝動的に買ってしまいました(笑)

 Pythonで使えるコントローラってめちゃくちゃいいじゃん!って思っちゃったんですよね。

 もともと、こういったMIDIデバイスは、MIDIという規格の信号を制御するためのもので、音楽の入力・出力のトリガーに使われます。音楽以外にも、照明の制御に使う他、モータの制御にも使うようなちょっと変わった人(necobitさん)もいらっしゃいますね。

 MIDIを音楽用途以外に使うこと自体は、昔からある珍しくもない手法なのですが「一周回って新しいな」と思ってしまい、色々試してみることにしました。MIDIに関しては、昔バンドしてたときにDTMで遊んだり、ポケット・ミクをいじったりして比較的慣れているから、なんとかなるだろという目算もありました。

MIDIでRAW現像

 MIDIの音楽以外の用途の代表例と言っても良いかもしれませんね。有名なMIDIでRAW現像してみました。MIDIでのRAW現像に関してはmiyachi0730さんの以下の記事がとても詳しいです(感謝です)。

 使用しているデバイスは、今回紹介する「X-TOUCH MINI」ですが、これはたまたまです。使い方に関しては、記事のとおりにやれば設定できると思います。注意点は以下くらいでしょうか。

  • MIDI制御はLightroom Classicしか対応していない
  • MIDI2LRのダウンロード先はこちら
  • プロファイルはmiyachi0730さんの記事のものをダウンロードして使いましょう

 これで、簡単にLightroomをMIDIコントローラで制御することができます。

 インターフェースがキーボードとマウスから、つまみとボタンになるだけなのですが、これが楽しいのですよね。

 つまみいじるだけで、絵がダイナミックに変わるのがめちゃくちゃ気持ち良いのです。自分にとっては、できあがりのクオリティを上げるためのツールというより、プロセスを楽しむためのガジェットという感じですね。

MIDIでロボット制御

 ついでにつまみでぐりぐりして何か物理的に動いたら面白そうだなーと思いました。発想はnecobitさんと同じですね。

 何かないかなーと思ったら、手元にmyCobotという実質無料のロボットアームがあったので、MIDIで動かしてみることにしました。

 Python+pygameを使えばMIDI情報は簡単にとれるので、後はその情報を使ってアームをビュンビュン動かしてやるだけです。

 思った通り、めっちゃ楽しいです。つまみグリグリで物理的な反応があるのって最高ですね。

 今回はMacを使って制御していますが、LinuxでもWindowsでもRaspberry PiでもJetson Nanoでも制御できるはずです(Jetson Nanoはカーネルビルドが必要かな)。コードは、以下のような感じです。とりあえず動かすだけの適当なコードです。そのうちまともに作り直す予定です。

mycobot_pi/x_touch_control.py at main · karaage0703/mycobot_pi · GitHub

まとめ

 USB-MIDIコントローラー「X-TOUCH MINI」を買って、色々遊んでいるという記事でした。PCのインターフェースって、キーボード・マウスが一般的になり過ぎていますが、その制約によって失われている可能性とか楽しさもかなりあるのではないかなと思います。

 最近iPadとApplePencilでお絵描きしたりしたときにもそのようなことを感じました。入力インターフェースの自作とかも面白いのですが、クオリティを高めないと全く実用性がなくなってしまうのですよね。なので、クオリティ高いデバイスが多くあるMIDIのインターフェースを他の用途に転用するというのは、ありきたりですがなかなか楽しいのではないかなーと思っています。やりたいことは色々あるので、興味沸いた人は「X-TOUCH MINI」買って一緒に色々遊びましょう。

 しばらくは、メモ代わりにZennのスクラップにやったこととかをメモしていこうと思います(コメント歓迎です)。

 他にも面白いことができたら、このブログ等で公開していきたいなと思います。

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