「国立科学博物館」に生まれてはじめていってきました
この前東京に行ったときに、生まれてはじめて「国立科学博物館」(以下、かはく)に行ってきました。きっかけは、以下の id:temcee さんの記事です。
恥ずかしながら、この記事をみるまで「かはく」の存在自体を知りませんでした。普通に有名だけど、何かきっかけがないと知ることができない存在を知るのに、SNSやブログは良いなーと思います。
結論から書くと、本当に良かったです。良かった点をダラダラ書いていきます。
まず、とにかくでかいです。日本館と地球館に分かれているのですが、最初日本館だけかと勘違いして「かはく…なかなかやるけど、恐れるほどではないな」と思っていたのですが、途中でより大きい地球館の存在に気づいてぶったまげました。時間の関係で14:00頃に到着したのですが、閉館の17:00ギリギリまで3時間ずっと見続けてしまいました。
また、どの展示も見応えあります。派手な巨大な化石に目を奪われがちですが、説明も一つ一つ丁寧で想像力をかきたてられます。
そして安いです。大人は630円。高校生以下は無料。自分が子供で、家の近くにここがあったら毎週行っちゃいそうですね。
かはく外観・内装
外観の展示に加えて、内装も超おしゃれです。
大迫力の恐竜化石
圧巻ですね。これだけの恐竜の化石が見られる場所は、日本にはなかなか無いのではないでしょうか?行ったことないですが、福井の恐竜博物館くらい?(こちらも行ってみたい)。
大量の実物大剥製
様々な実物大の動物の剥製。これだけの数と密集具合。凄い見せ方ですね。
科学力 x 想像力 = 復元力
印象的だったのは、以下の化石です。
拡大してみるとよくわかるのですが、黒く塗装されている部分とそうでない部分があります
これ、何かというと、黒く塗装されている部分が実際に発掘された化石で、他の部分は復元した部分なのです。
こうしてみると、展示されているこういった化石のほとんどは人によって復元されたものだと分かります(これでも、かなり実際の化石が多い方らしいです)。
どうやって復元しているかというと、地道に調査した生物学的知見、他の似た種類の恐竜からの類推といった科学的な裏付け。そして、それらの知識をもとにした人間の想像によって復元されているそうです。
知識や想像力がなかったら、万一自分がたまたま化石をみつけても、珍しい石と思って見向きもしないでしょうね。フタバスズキリュウという日本ではじめて発見された首長竜の化石は、高校生が発見したということで話題になったですが、ただの高校生のラッキーパンチでなく、知識や想像力があったからこそ発見できたものなのだと分かります。
フタバスズキリュウ
こうした人間の科学力x想像力の凄まじさを伝える展示の仕方は素晴らしいですね。
これはほんの一例で、他にも見せ方を含めた魅力的な展示がたくさんありました。
まとめ
「かはく」におっさんが生まれてはじめて行ってきましたという記事です。想像以上に良かったです。今回は、恐竜化石や実物大の剥製など目立つ展示を中心に取り上げましたが、科学技術に関する展示や、小さい生き物に関する展示など、魅力的な展示がたくさんありました。
「かはく」を見て回って、ドラえもんの作品を思い浮かべることが結構ありました。展示見ると、想像力がかきたてられますね。藤子・F・不二雄先生もきっと「かはく」に来て、作品のヒントを得ていたんじゃないかなと思ったりしました。
子供はもちろん、大人やアイデアに困ったクリエイターまで、「かはく」おすすめです。また東京に行く機会あったら何度でも行きたいですね。