Amazonの著者セントラル機能活用
最近「Jetson Nano超入門」という書籍を共著で書きました。お陰様で好評をいただいております(書籍の詳細は以下記事参照下さい)。
書籍は、当然Amazonで紙の本も電子書籍(Kindle)も売られております。
ここで、上記の「Jetson Nano超入門」でも、その他の書籍でも良いのですが、Amazonの書籍ページに行くと著者名にリンクがあります(私の場合は「からあげ」)。リンクをクリックすると、多くの場合、著者ページが見られると思います。以下は私の著者ページの画面です。
このページ、誰が作っているかというと、実は本の著者がAmazonに申請するとAmazonが作ってれるという仕組みになっています。
その仕組みを提供しているのがAmazonの「筆者セントラル」になります。
筆者セントラルの知られざる機能
多くの人は知らない(というか気にしてもいない)Amazonの作家限定の機能「著者セントラル」を紹介します。著者セントラルのページは以下となります。
著者の申請
著者セントラルの機能を使用するために、まずは著者の申請をします。ここは特に迷うことはないと思います。
自分のプロフィールや、顔写真を設定して申請することができます。申請すると2,3日で登録されるらしいのですが、自分の場合は全く登録されなかったのでAmazonに問い合わせをしました。問い合わせしたら「すまんすまん(意訳)」という感じで、すぐ登録してもらえました。ネットで調べたらよくあるケースみたいなので、登録されなかったら申請してみましょう。
また、書籍に自分の名前がないケースでも、自分が文章を書いているという証拠を送れば登録してもらうことも可能です。私の場合だと、ラズパイマガジンに特集として20ページほど寄稿した書籍を登録してもらいました。
最初申請したときは「証拠を送ってくれ!(意訳)」と言われたので、書籍内で自分の名前がクレジットされているページを写真で撮って送ったらあっさり登録してもらいました。
試してはないですが、1ページでも自分の記事があれば登録してもらえる可能性はあると思いますので、商業誌に記事を書いたことある人は登録してみるのも良いかもしれません。
売り上げの推移確認
Amazonでの売り上げ、普通は当日のランキングのみ知ることができますが、Amazonセントラルに登録すると、自分が著者の本に関しては、過去の売り上げの推移をみることができます。
全タイトルの売り上げの一覧から、ドロップボックスから対象の本を選択します。
すると、以下のように売り上げが表示されます。
具体的な数字は一応モザイクを入れておきました。
売り上げの数字が分かるのは結構面白くて、例えば「自分がブログで紹介したら売り上げランキングがどれだけ上がった!」というのが数字ではっきり分かったりします。
「個人のブログなんて、ランキングに影響しないだろ」って思っていたのですが、実は超ベストセラーの本以外の普通の本は、意外に毎日たくさん売れるわけではないので、個人でのブログでもかなり影響あったりします。具体的には、ランキングが数百位とか数千位とか平気で影響してきたりします。
こうやって個人で打った施作のフィードバックが、直接可視化した形で得られるのはとても良いなと思いました。個人的には、Amazonのコメントより売り上げの数字の方が手応えを感じられますし、信じられる定量的な指標な気がしています。
フォロー機能
Amazonに著者登録をすると、Amazonを使っている人がフォローできるようになります。
新しい本を出すと、フォロワーさんにリリース情報が届くようになります。以下のような感じらしいです。
Amazonから「からあげのニューリリース情報」が届いた(笑) pic.twitter.com/d4Lo7Kn3h7
— ろんすた@物欲ブロガー (@monestar) February 1, 2020
フォローすることは、Amazonを使っている人なら誰でもできるので、もしお気に入りの作家がいる方は、フォローするのがオススメです。是非私もフォローして下さい!
まとめ
Amazonの知られざる(?)機能、著者セントラルを紹介しました。
売り上げランキングの推移の分析ができるのは、作者にとってはとてもありがたいので「そういえばAmazonに自分が書いた本がある!」という方は、登録してみてはいかがでしょうか。また、お気に入りの作家の新刊がチェックできるフォロー機能は、誰でも使えて便利なので、是非活用してみて下さい。
私の著者ページは以下です。