冷やし中華をはじめるがごとくClubhouseはじめました
このブログを見にくるような、クレイジーなインターネットガイなら既にご存知かもしれませんが、今巷では、ClubhouseなるSNSが流行っているようです。
私が最初に知ったのは、落合陽一さんのnoteの記事だったと思います。そのポエミーなフレーズと、昔の黎明期のインターネットの香りが漂うという話を聞いて俄然気になり、Twitterで「気になるなー」的につぶやいていました。
そうしたら、なんと親切な方がClubhouseに招待してくださって、運良く潜入することができました。というわけでClubhouseの潜入レポートをしてみたいと思います。ちなみにイメージ的には、この記事のアイキャッチ画像みたいな感じです。
なお、Clubhouseを使うには、以下が必要です。
- Clubhouseの招待枠を持っている人から招待される
- iOSデバイス(iPhoneとか)
- 電話番号(本人確認のためなのでClubhouseを使用する携帯の番号でなくても良いです)
- 実名での登録
実名登録に関しては、私は宗教上の理由で戸籍の名前をネットにアップすることができないので、自分が信じる真名で登録しました。運営からダメって言われたら、おとなしくアカウント削除する予定です。
Clubhouseはここがヤバい!
Clubhouseに一週間くらい潜入してみて、ヤバいなと思ったところを伝えたいと思います。どちらかというと、自分がヤバいだけかもしれませんが、そのあたりの判断は読者の皆様に判断を委ねたいと思います。
すごそうな人がすごそうな話をしている!
いきなり頭悪い書き方ですみません。有名人や芸能人(いわゆるセレブ)が結構使っていて、楽屋話的なものが聞けたりします。天上人の話をありがたく聞く下々の人という図が出来上がっています。
部屋の主に発言を許可されない、一般ピープル(私とか)は、音声でもテキストでも1bitも発信できないシステムになっています(名前が表示されるのみ)。格差社会的な見え方もできますが、誰でもコメントとかできてしまうYouTubeやTwitterやはてなブックマークより治安は良いと言えるのかもしれません。
落合陽一さんは、今積極的にClubhouseを使っていて、毎日のようにスケジュールを入れています。
ビックリしたのは、元週刊少年ジャンプ集英社の鳥嶋さん(いわゆるドクターマシリト)が、出版業界について語っていたことです。
途中、別の出版社の編集者さんがスピーカーとしてピック(選ばれて)いて、業界の話をしていましたが、色々大丈夫なのだろうかと、部外者ながらドキドキしてしまいました。
サービスの盛り上がりピーク時ならではのできごとと思います。そのうち、大きな問題が起こりそうな予感がプンプンしますが、まあそれはそのときですね。
結構、芸能人同士が会話していたりもするようなので、気になる芸能人がいる方は、Clubhouseを使っていないかチェックすると面白いかもしれません。
無音作業部屋に入ってしまい何をしていいか分からずゲームボーイをする漢
Clubhouseは無音部屋というものも流行っています。誰もしゃべらない部屋で、作業音のみが鳴り響いていたりします。Clubhouseに時間を溶かしすぎるのを反省する部屋(?)みたいなモチベーションのようです。
自分がClubhouseで初めてスピーカーとしてピックされたのがこの無音部屋だったので、一体何が起こっているのか分からずパニック状態でした。
結局、手元にあったゲームボーイをプレイすることでかろうじて致命傷を負いました。
平安京エイリアン
最近は「無音部屋はやめて欲しい」といった声明が公式から出ているという話もあるよう(真偽確認中)なので、今後は無くなっていくかもしれません。
お風呂配信でドッキリ!
大体Clubhouseを理解した(?)ので、次は部屋を作ってみることにしました。誰も来ないと寂しいので「お風呂配信」というタイトルでスケベなオタクを釣ることにします。
早速部屋を作って、スケベなオタクどもがワラワラと来るのを待ちます。すると…
誰も来ない!!
誰も人が来ないClubhouseのルームは、まさに地獄です。しかたなく抜けたのですが、なんと入れ違いにあすみんさんが入ってくるという事故が発生しました。
Clubhouseの仕様として、部屋を作った人が抜けると、部屋に残っている人に部屋の管理者権限がうつるらしく、私が抜けた後、あすみんさんがお風呂配信部屋の管理者になってしまったらしいです。すると、その瞬間からスケベなオタクどもがお風呂配信部屋に押し寄せるというさらなる地獄が…これがClubhouseの恐ろしさ…!
というわけで、お風呂配信部屋は作るのも入るのも気をつけましょう!
ついにClubhouseで会話に成功!
数々の苦労を乗り越え、ついにClubhouseでの会話に成功しました。
いつもTwitterでみかけるけど話したことなかった人、ずっとお会いできてなかった人と話したりできて楽しい時間を過ごせました。Clubhouse最高!!
夫婦でClubhouse!
というわけで、しばらくしゃべっていたのですが、よく考えたら自分は雑談が苦手という、Clubhouseユーザーとしては致命的な欠点に気づいてしまいました。というわけで、妻を招待することにしました。
コミュ力おばけの妻のおかげで、私はとなりで会話をTwitterをしながら流し聞きしていればOKです。これ、普段の私のスタイルですね。
Clubhouseがダメな人はDabelというサービスもあります
Clubhouseがノリに合わないという人は、Dabelというサービスもあります。こちらは招待も、電話番号も、実名登録も不要で、手軽に使えます。
できることもClubhouseとだいたい同じだと思います(機能だと多分Dabelの方がリッチ)
こちらだと、Clubhouseで苦労した会話、わずか5分ですることができました。
まとめ
Clubhouseを一週間ほど使ってみたレポートでした。招待制というところにmixi、夜まで会話という点でICQといった古いネットサービスを思い出させるサービスですね。めっちゃ大物が凄い話をしていたり、わけわからないカオスなメンバーで会話がはじまったり、インターネット黎明期を思い起こさせる盛り上がりが感じられるような気がします。こういったサービスは最初の盛り上がりが一番楽しい気がしますね。
今後Clubhouseがどうなるかはよく分かりませんが、個人的には利用する時間制約が厳しくて可処分所得時間をたくさん使うようなサービスをずっと使い続けるのは、多くの人にとって厳しいんじゃないかなと思っています。おそらく日本でもう一回くらい盛り上がりがくると思いますが、その後どうなるか…?といったところですね。
自分は、Twitterだけで知っている人とお話できたり、久しぶりの人と話せたりしたので、まあ使って良かったかなという気がする一方、凄い時間を奪われるサービスだなという印象です。感覚的には飲み会みたいな感じですね。Clubhouseが流行ったのも、新型コロナの影響で、多くの人が、新たな人に出会って雑談するような機会に飢えていたという背景はあるのだと思います。
しらばらくはちょくちょく使っていると思うので、もし良かったらフォローして気軽に話しかけてください。来月使っているかは、ちょっと分からないです。