ディスカバリーチャンネル「覆面ビリオネア」企画が最高に面白い

ディスカバリーチャンネル「覆面ビリオネア」企画

 最近ずっと楽しみにしていたYouTubeチャンネルが、ディスカバリーチャンネルがYouTubeで公開している「覆面ビリオネア」企画です。

 過去ビジネスで成功して大富豪になったグレンさんが、無一文になってゼロからチャレンジして、3カ月で1億円規模のビジネスを作り上げるというドキュメンタリ番組です。

 「アメリカンドリームは今でも実現できるのか?」を合言葉に、グレンさんが果敢に見知らぬ土地で一人でビジネスの立ち上げに奔走します。

 その中での泥臭い営業、肉体労働、仲間との出会い、コンテスト出場などを通じて、ビジネスがどんどん大きくなっていき、最後目標を達成できるのかというのが見どころになります。

 良いのが、グレンさんのキャラクタです。さすが一度億万長者になっているだけあって、ただものではないです。物事への取り組み方、考え方、仲間との信頼関係の構築、マネジメントの考え方。全てが参考になります。本屋に並んでいる凡百のビジネス書を読むより、この動画を見返したほうがビジネスに役に立ちそうです(言いすぎかも)。

 詳しくはshi3zさんが素晴らしい感想を最速で公開してくださっているので、以下記事を読むのが良いと思います。

 shi3zさんの記事が素晴らしすぎるので、私は違った観点で番組について少し触れたいと思います。

名言はそれ単体では役に立たない。エピソードが加わることで初めて価値を発揮する

 覆面ビリオネア企画では、グレンさんから様々な名言が出てきます。ディスカバリーチャンネルも、グレン名言集の動画を公開するほどです。

 以下名言の引用です。

  • 買い手を見つけて相手のニーズに合わせる
  • 取るに足らない仕事などない
  • 人材を雇う決め手は「人柄」
  • 自信を植え付けよ
  • 個々のやる気の出させ方を知る
  • ライバルを収入源にする
  • ''NO''からビジネスは始まる
  • 自分より優秀な人材を探す
  • 自分へのお膳立ては自分でする
  • トラブルが起きても動揺しない
  • 誰よりも痛みに耐えよ

 これだけ読んでも全然ピンとこない人も多いと思いますが、覆面ビリオネア企画を1からみると、この金言の重要性が、ストーリを通じて身にしみて感じられるのではないかと思います。

 世の中数多くの名言がありますが、大体それ単体では役に立たなくて、そこには体験・エピソードがセットで必要なんですよね。そして、名言とは過去の体験をありありと思い起こさせるための一つのきっかけ、キーのようなものなのではないかなと思います。

 年長者の方は、多くの経験をしているので、名言を聞くと自分の経験に紐付けられるかもしれませんね。会社だと、会社に長くいる人ほど、その会社の社是だったり・理念を体験を通じて深く語れることも多いのではないでしょうか。

 経験をしてみるのが一番良いのですが、名言の数だけ、実際に試行錯誤するのはなかなか難しいです。

 手軽に体験を得られる方法としては、やはり読書でしょうか。具体例を出すと、私は7つの習慣の「Win-Win」というフレーズ、全然ピンと来ていなかったのですが、「竜ヶ岩洞物語」という漫画を読み、主人公の戸田貞雄さんの体験を仮想的に追体験することで、初めてこのフレーズの価値が少し分かった気になりました。

 このようなケーススタディで、事例が豊富かつ普遍性があるのが歴史かもしれませんね。歴史の価値というのは、こういったケーススタディを通じて、自分が何を考えて、何を教訓として得るかだと思います。そういった仮想体験と名言をセットで身につけると、思わぬところで助けになったりするのではないかなと思ったりしました。

まとめ

 ディスカバリーチャンネルの「覆面ビリオネア」企画と、企画に出てくる名言に関して思ったことを書いてみました。

 グレンさんが大活躍する、日本語版シーズン1が、つい先日完結したばかりです。気になった方は是非動画を観ましょう。そして、名言をセットで身につければ、おおげさでなく、すぐ明日からのビジネスに役立てられることでしょう。何度もみたい動画です。

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