中国の春秋戦国時代を描いた漫画が面白い

中国の春秋戦国時代が面白い

 中国の歴史といえば三国志が有名ですが、最近春秋戦国自体が面白いなーと感じています。春秋戦国時代といえば、一昔前(今も?)に漫画「キングダム」で一度多いに盛り上がりを見せましたね。私も「キングダム」は初期かなり読んでいたのですが、連載も長期化し今はどこまで進んでいるの追えてない状態です。同じような方も多いのではないでしょうか?

 そんな中、私の中で2度目の春秋戦国時代ブームが来ています。きっかけは音声配信番組の「コテンラジオ」ですね。

 秦の始皇帝の回で出てきた、圧倒的なスケールの数々や、多くのバラエティに富んだ登場人物に度肝を抜かれました。何せ一つの戦いで40万人が生き埋めになるエピソードとか出てきますからね。話を盛っているところがあるのを考慮しても、凄いスケールです。

 こういった戦いを500年以上、紀元前の日本がまだ縄文とか弥生時代の頃から繰り広げていたというのだから、中国恐るべしですね。

春秋戦国時代を扱った漫画

 ここからが本題なのですが、春秋戦国時代を扱った漫画、実は「キングダム」以外にも完結済みの作品が結構あって名作揃いでした。特に春秋戦国時代を中心に、その後の項羽と劉邦〜三国志までくらいを扱った作品を紹介します。

 どれも完結していますし、Kindleで比較的安く買えるのでオススメです。

史記(久松先生)

 久松先生の描く史記。全10巻で項羽と劉邦、すなわち秦の始皇帝が中国統一を成した後から、三国志の前までが描かれています。私はここから中国歴史漫画にハマっていきました。

 絵は正直古いですが、(多分)忠実に史記にそって描かれているので手軽に史記の内容を知りたいという人にもおすすめですね。

 Kindle Unlimited対象な上に、なんと1冊55円という破格で買えます。まずここから入るのがおすすめです。

秦始皇帝(久松先生)

 史記に始皇帝ないんだーとガッカリした人。ご安心ください。ちゃんと同じ作者の久松先生が始皇帝の漫画を書いています。というか、多分これ史記の始皇帝を漫画にしているようです。

 しかし、史記で始皇帝が呂不韋の子供として描かれていること初めて知りました。呂不韋が始皇帝の実子説は、歴史研究家の間では否定的らしいですが、呂不韋の始皇帝へのフルベット具合から、全く可能性がないとも言えない気はしちゃいますね。

 漫画「キングダム」とは全く違う描かれ方をした始皇帝が楽しめます。というか、本当に同じ人物、時代を描いているのかと疑うくらい違います。

東周英雄伝(鄭 問先生)

 春秋戦国時代の漫画を読み漁っていることをTwitterでつぶやいたら、フォロワーさんに教えていただいた漫画です。

 台湾の漫画家である鄭先生が描いている漫画なのですが、絵が個性的ですし、人の生き様が生き生きと描かれていて最高でした。登場人物やストーリーも魅力的です。

 歴史漫画好きの方の間では有名な漫画なのでしょうか?歴史漫画好きでなくても楽しめる隠れた名作だと思います。ほんとこの漫画教えてもらってよかったです。

達人伝(王 欣太先生)

 紹介した中で、唯一まだ連載中の漫画です。キングダムより後に連載開始した漫画ですね。作者は三国志の曹操を描いた「蒼天航路」で有名な王欣太先生です。

 荘子の孫の荘丹 (多分架空の人物)が主人公の作品です。時代としては、春秋戦国時代の終わり頃で、呂不韋、始皇帝も出てきます。私が読んだ時は、一部Kindle Unlimited対象でした。

 冒頭には、名人伝で有名な紀昌も出てきます。

まとめ

 中国の春秋戦国時代の漫画にハマっているので、最近読んだ作品を4つ紹介しました。どれもオススメなのですが、どれか一つをあげるなら「東周英雄伝」ですね。歴史好きでなくても楽しめる隠れた名作だと思います。

 単純に春秋戦国時代を描いた漫画を読みたいという方は、久松先生の「史記」「秦始皇帝」、キングダムとは違った描かれ方をした春秋戦国時代を楽しみたいなら「達人伝」でしょうか。

 興味が湧いたものありましたら、是非読んでみてください。

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