新型コロナウイルス感染後のホテル療養体験記

新型コロナに感染してホテル療養してきました

 新型コロナに感染して、ホテル療養しました。現在は回復しています(この記事の大半は、療養しているホテルで書きました)。

 新型コロナに感染したブログ記事は世の中に溢れていますが、意外とホテル療養に関する記事が無かったので、記録として残しておきます。

頭痛から新型コロナ陽性判明

 新年始まって間もないタイミングで新型コロナに感染してしまいました。朝起きたら、体調が朝からあまりよくなかったので、念のために在宅勤務にして働いていたのですが、途中から急激に体調が悪化しました。特にノドにさすような痛みがあるのと、身体のだるさから「これはまずいかも…」と病院で検査を受けることにしました。

 私は愛知県在住だったので、以下のサイトで検査をしてくれる病院を探しました。

 病院によっては、営業していても発熱外来はやってないので検査受けれないということがあったりするので(実際ありました)、上記のようなサイトで確認してから電話するのが効率が良いです。

 保健所にも電話しましたが、上記のサイトを案内されただけでした。

 いくつかの病院に電話しましたが、3つ目の病院でなんとか当日検査を受けることができました。病院での新型コロナの抗原検査は、車の中で待機して、車に医師が来て検査・お金の支払いをするというオペレーションが確立していました。周りをみると、同じように車で待機している人がたくさんいて、感染の広がりを感じました。

 検査結果は陽性。正直半々かなと思っていたので、それほどショックはありませんでした。

 陽性判定の書類と、感染者向けのマニュアル的なものが渡されます。このマニュアルに大事なことは大体書いてあります。  ちなみに、厚労省が提供しているコロナ感染者の状況把握管理システム「My HER-SYS」というものもあるのですが、愛知県の場合は、一定の条件(高齢者・症状が重い)の人のみが登録する運用になっているようで、登録はしませんでした(登録に必要なIDがもらえませんでした)。

追記:

 My HER-SYSの登録がないということで、愛知県が新型コロナの感染者数を把握していないように思われている方もいるようですが、個人的にはそんなことはないかと思っています。病院から感染者の連絡がする仕組みになっていれば、感染者は把握できるはずですので。

 登録しないのは、感染者の急増を受けての割り切りなのだと理解しています。個人的には、ホテル隔離の運用などしっかりしており、かなり愛知県は対策に力入れていると感じましたし、感謝しています。

自宅療養

 陽性判明当日は、自宅で療養しました。家族に感染を広げないため、完全に隔離して念入りな消毒をします。家族は、後日検査を受けましたがこのときの隔離の甲斐があり陰性でした。

 このとき妻からホテル療養を勧められたので調査しました。なかなか申し込みページにたどり着けなかったのですが、病院でもらったマニュアルからなんとかたどり着くことができました。以下のサイトからWeb申込みをしました。

 申込みをした次の日の夜、電話で「明日からのホテル療養が決まりました」と連絡がありました。必要なものや注意事項を説明してくれます。これはホテルによって違うかもしれないので、きちんと確認しましょう。

 ホテルに持っていくもの、個人的にリストにしてまとめたので、これからホテル療養する人は参考にしてみてください。

 Twitterで聞いたら、先輩方から色々教えていただきました。

 次の日の移動にそなえて荷造りをします。

ホテル療養へ

 ホテルへの移動は、特別に感染防止対策をしたハイヤーが家の前まできてくれます。

 私の宿泊先は中部国際空港の東横INNでした。宿泊先は指定はできないのですが(大まかな地域の選択のみ)、基本的に家の近くのホテルを優先的に割り当ててくれるようです

 ホテルに入ると誓約書にサインをします。

 マニュアルに加えて、体温計とパルスオキシメーターが支給されます。

 オペレーションはしっかり確立されていて、毎日4回(7:30, 11:30, 17:30, 21:00)の健康チェックに加えて、毎日2回、朝・昼・夜の3食分のご飯、水が支給されます(朝の分は、夜に一緒に支給されます)。

 健康チェックは、体温とパルスオキシメーターの測定結果と自分の症状をWeb入力する形式で、基本人と会うことはありません。

 ちなみに、ホテルの移動時間が中途半端な時間だと夜までご飯が出なかったりするので、最低限の食料はあると安心です。

ホテル療養

 ホテルの部屋はこんな感じです。ラッキーなことに広い部屋でした

 手前に見えるのは、持ってきた軍資・兵糧です。

 念のために持ってきたカップヌードル。ホテル移動当日は、昼からの移動で夜までご飯が無かったので、早速大活躍でした。

 ご飯は、日に2回、部屋の前に決まった時間(12:00と18:00)に袋で置かれます。

 袋の中身はこんな感じです。

 仕出し弁当に加えて、インスタントの汁物もついてくるのが嬉しいです。

 お弁当は、十分な量でお腹いっぱいになります。自分は、食欲は落ちなかった(むしろ普段より食欲があった)ので、めっちゃ食べました。

 ただ、やはり飽きてくるのでおやつは必須ですね。

 id:temcee さんにすすめられた、みかん。フルーツ系は不足しがちなので、ゼリーとかも良いかもですね。

 無印良品の吊るせるケースは大活躍でした。

 HDMIケーブルは、テレビと相性が悪く使えませんでした(色合いが変になる)。

コロナの症状

 症状自体は、発症から3日くらいでだいぶ収まったのですが、ノドの痛みがなかなか収まらず、あまり夜も眠れず倦怠感がかなり続いていました。

 ホテルからは出ることができないので、気晴らしに散歩などができないのも辛かったですね。ホテル療養中に、本読んだりプログラムしたりしようかと思っていたのですが、あまり気分ものらず有意義な時間とはほど遠い状況でした。勿体なかったですが、こればかりは体調もあるので仕方ないですね。

 ホテルは感想しがちなので、ホテルに加湿器があれば加湿器を使う。濡れタオルを部屋にかける等の乾燥対策を行うと良いでしょう。のど飴やトローチも持っていきましたが、私の場合は、のど飴類は逆に悪化するように感じたのであんまり使いませんでした。

 毎日健康チェックがあり、一日一度は看護師さんが電話でチェックしてくれるので、特に不安はありませんでした。

まとめ

 新型コロナウイルス感染後のホテル療養の体験をまとめました。新型コロナウイルス、予防につとめて感染しないにこしたことはないですが、もし感染してしまった方の参考になれば幸いです。

 そして、オペレーションの確立度合いから、本当に新型コロナの感染が広がっているんだなということを改めて実感しました。医療に従事されている方々に本当に感謝します。そして、ホテル療養の準備など色々サポートしてくれた家族にも感謝です。

 コロナになって、健康の大切さを思い知ると同時に、少し大げさかもしれませんが「人間っていつどうなるか分からないな」と改めて思いました。悔いのない生き方をしていきたいですね。

参考リンク

 コロナの療養に関して、自分が参考にした記事。

大正解!コロナ陽性「ホテル療養」選んだ人の発見 | ほしいのは「つかれない家族」 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

新年が始まり僕はコロナに罹った - WICの中から

神奈川県における新型コロナ感染自宅療養について経験したこと全部話す。 - Everything you've ever Dreamed

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変更履歴

  • 2023/01/27 愛知県の感染者把握に対する考察を追記